BOW02通信(追記式)

BOWプロジェクトの第2弾が、いよいよ始まりました。
BOWプロジェクト作曲者である杉本徹が、時々このページで語ります。

(ツネおにいさんも、たまに語ります。)

現在、「10月15日号」です。

2021.10.08
「02」の誕生日

「とにかく作ってみよう」というのが、楽譜『鍵盤ハーモニカデュオのための作品集01』でした。
鍵ハモデュオのオリジナル曲…マニアックだとは分かりつつ、

  • 楽器の魅力を引き出すのはその楽器のためのオリジナル曲
  • 鍵ハモデュオという編成の楽しさ

この2つは自分の中で確かなものだったので、それを伝えたい一心で制作しました。

最初は自主出版&自主販売の予定だったものが、ご縁があり、リコーダーJP様から出版していただき、全国流通されるという夢のようなスタートを切りました。

発売から2年、3年と経っていくうち、徐々にご購入いただいた皆さんの演奏を聴いたり、一緒にアンサンブルさせていただく機会も増え、その度に楽しみを共有できる喜びを噛み締めています。

そんな中で、たくさんいただいた続編希望のお声が、今回の「02」制作に至る大きな原動力となりました。

しかし、いざ曲を書き始めようとなった時、「02」はどういうコンセプトにしようか悩みました。「01」では「鍵ハモの魅力を引き出すには、こういうジャンルの音楽がいいのでは?」という作り方をしていた部分が大きかったのですが、その方向性でいくのは限界があると感じたからです。
ではどうやって楽器の魅力を引き出せばいいのだろう?

しばらく悩みながら、楽譜を演奏してくださる皆さんが、別の楽器を加えたり、あるいは鍵ハモ以外の楽器だけで(コーラスなんてのも!)など、思い思いのスタイルで作品を楽しんでいただいていることを思い出しました。

そうか、皆さんは想像を超える自由な発想の持ち主だ。自分は作品自体が魅力的だと思えるものを作ればいい。そこからは皆さんが各々で世界を広げてくれるだろう。

そういう気持ちで一気に12曲を書き上げました。鍵ハモデュオ作品という一見小さな枠の中ですが、自分が表現したい音楽を存分に詰め込むことができました。

というわけで、いよいよプロジェクト第2弾が動き出しました。これから12週に渡って新曲を公開していきます。

2021.10.08
タダススメ

記念すべき再始動の1曲目は『タダススメ』という曲です。

何をするにも前に進まなければ始まりません。
当たり前のことですが、それを続けるのは難しいです。

「01」から「02」へ進むのも簡単ではありませんでしたが、皆さんの音楽が「タダススメ!」と背中を押してくれました。

BOWプロジェクトは皆さんと動かすプロジェクトです!
共に広げましょう。鍵盤ハーモニカから始まる音楽の世界を♪

「タダススメ」をYouTubeで視聴

2021.10.15
虹色通り

この曲は、多くの人でにぎわう街を表現しています。

街と言えば「01」に『石畳』という曲があって、そちらも外国の古い街並みをイメージしているのですが、人の姿は少ないつもりで書いたので、また違った雰囲気です。

『虹色通り』はメジャー調でシンコペーションのリズム
『石畳』はマイナー調で4分or8分刻みのリズム

という違いも、印象に影響を与えているかも知れませんね。

また、この曲ではSUZUKIのPRO-37v3を使用しました。

今回のBOWプロジェクト第2弾では曲調に合わせて鍵ハモをチェンジします。

BOWサウンドはYAMAHAのP-37Dで定着していましたが、「より楽曲の世界観を出していこう!」という趣旨です。

サウンド感の違いもぜひお楽しみください♪

「虹色通り」を YouTubeで視聴

「石畳」を YouTubeで視聴

2021.10.15
鍵ハモの調整(ツネ兄)

これは人によって「え?そんなの当然じゃん」と言われるか「え、チューニングなんて出来るの?」と言われるかの認識が分かれるところだと思うので敢えて書いてみましたが…

今回のBOW02プロジェクトにかかる録音にあたり、「使用鍵盤ハーモニカを全て調整」してから、録音に臨みました。

使用楽器はP-37Dが2台、PRO-37(v2 & v3)2台、バスメロディオン1台の、合計5台。
全部わたくしツネおにいさんがやります。

鍵盤数(音数)を足してみると、172。
結局、多分全部のリードを触ったんじゃないかと思います。しかも1回ではなんとなく安定しないので、日を変えて各々2〜3周は、しましたね〜。

調整は音程の微調整はもちろん、可能な限り繊細な息に反応するようリードのカーブや角度を追求しました。時間も無限に費やせないしリード破損のリスクもあるので、突き詰めるところまでは行ってないかも知れませんが、シロウトが現実的に出来る範囲では、よくやったかなと思います。

皆さま是非その辺りの「音のクオリティ」も、聴いてみてくださいね♪